SAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会インバウンド勉強会の講師を務めさせていただきました。


 



こんにちは。FM BIRDのあさやけです。
現在も13ヶ所の酒蔵が密集していて酒蔵の街として名を知られている長野県の佐久。まだ少し冬の風が残っている時期に、2日間のSAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会主催のインバウンド勉強会に、講師として参加させていただきました。




今回のインバウンド勉強会は、長野県佐久市臼田の橘倉(きつくら)酒造の敷地内で、酒蔵体験ができるゲストハウスKURABITO STAYの代表である田澤麻里香様とのご縁がきっかけでした。

KURABITO STAY

田澤様とは以前、FM BIRDの代表取締役社長である長倉が、ビジネスコンテスト「みんなの夢アワード」の理事を務めながらプレゼンテーションの講師として活動していた時、講師と生徒として知り会いました。地元長野の地方創生への貢献を目指してKURABITO STAYのビジネスアイディアでご参加された田澤様は見事にグランプリを獲得。その後ビジネスを立ち上げ、今年の3月下旬開業に至りました。

今回の勉強会『街を盛り上げるインバウンド「おもてなし」』ではKURABITO STAYにご賛同やご協力いただいている地元の飲食店の方々を対象に、勉強会とワークショップを通じてインバウンドコミュニケーションついてお話しさせていただきました。

インバウンドコミュニケーションといえば接客用の英語のセリフをご期待された方もおられると思いますが、まずはコミュニケーションそのものへの理解がインバウンド対応のベースになると言っても過言ではありません。だからあえてコミュニケーションの概念からスタートしました。そして東西コミュニケーション・思考の違い、外国人のお客様を迎える心構え、各国のエチケット、必須の英語フレーズまで、事例やワークショップを交えてインバウンドコミュニケーションについてお伝えいたしました。勉強会の後には実際にご参加いただいた飲食店へ訪問、各店ごとの特徴を踏まえ実際の対応についてアドバイスさせていただきました。






両日の勉強会終了後、ご参加いただいた方々からはインバウンドコミュニケーションだけではなく、インバウンド受け入れに対する意識自体が変わったという声をたくさんいただきました。大半の方がインバウンド受け入れ対応の経験がないことから、インバウンド受け入れに自信がなく、心配されておられるようでした。今回の勉強会で、言葉が通じなくても対応可能なことがたくさんあることに気付いていただいたことは、今後のインバウンド受け入れの意識変化へ繋がったと言えます。

ご参加者の皆様には昼と夜営業の間の休憩時間にもかかわらず足を運んでいただいて、熱心に聞いてくださいました。とてもありがたいことでした。

今回の出張にはまた別の喜びもありました。今まで図面でしか見ていなかったKURABITO STAYの実物を目にしたことです。長い間佐久の雪と風を耐えてきた貫禄のある木造の建物と大きい鉄のタンクが並ぶ橘倉酒造の敷地内、同じ木造ながらガラスばりの、モダンな佇まい。KURABITO STAYの初印象でした。橘倉酒造に元々あった木造の建物を改造したこともあり、室内も外見とシンクロするような、落ち着いた空間に仕上がっているように感じます。1Fロビーは元々酒を熟成する木造タンクの蓋だったものが円卓としておかれていて、しっかり酒蔵のスピリッツも受け継がれています。酒蔵体験者が泊まる2Fの部屋は全て和室。早朝からスタートする酒蔵の日課に合わせ、心身を清めて休むために、テレビもなくただ窓だけ。窓からは覗けるのはスチームが発ちのぼる、蔵の煙突という、しっかり酒蔵体験に没頭できる環境になっています。







沢山の苦難を乗り越えて形になるまで、言うまでもなく創業というものは大変なことだと思います。地元に貢献するため、熱心に走ってきた田澤様を知っているからこそ、こんなに素敵なKURABITO STAYの実物を目にしてすごく心からこみあがるものがありました。

そして何より素敵な経験はKURABITO STAYスタッフの皆様と橘倉酒造の方々にお会いできたことです。ホスピタリティー溢れる皆様のおかげで、日程は全てスムーズに。最後に丁寧な説明で蔵の見学までさせていただきました。蔵見学はとても楽しく、お忙しい橘倉酒造の方を引き止めてしまうほどでした。











橘倉酒造の蔵見学

皆様2日間本当にお世話になりました。今後も佐久地域のインバウンド受け入れ強化のため、引き続き力いっぱいお手伝いしていきたいと思います。

こんな素敵なKURABITO STAYですが、とても残念ながらオープン後間もなく、新型コロナウィルスの影響や緊急事態宣言のため開店休業状態に追いやられました。田澤様はこの時間をECサイト強化に充て、危機をチャンスに転換。現在佐久13蔵の厳選したお酒と地域の酒の肴をセットにして販売されています。ソルドアウトした第1弾に続いて、第2弾販売中です。
限定数量、あとわずかです。ぜひこちらから。

<第二弾>長野県佐久地域総力戦で挑む日本酒販売大作戦


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多言語コミュニケーション、接客フロー、店舗内の配置、メニューの構築、スタッフトレーニングや海外向け発信など。

インバウンド・アウトバウンドのさまざまな海外向けビジネスをお手伝いいたします。
飲食店やアパレル店舗のインバウンド受け入れ対策は、1店舗からでもお受けいたします。

こちらからお気軽にご相談ください。
https://fmbird.jp/consulting/

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